ANTCICADA
Graphic, Editrial, Web, Logo, VI+CI, Art Direction, Photo Direction
【Background】
幼少期から自然を愛し、昆虫を深く知りたいという探究心から昆虫食にたどり着き、「地球少年」の愛称で活動するに至った篠原祐太。
そんな篠原氏が2020年初頭に、自身初の昆虫食をはじめとしたマイノリティフードの可能性を追求したレストランを馬喰町にオープンさせた。
【Logo】
昨今の欧米で流行を見せつつある食糧危機やスーパーフード文脈の昆虫食ではなく、ただ単純に昆虫の魅力に捉われたが故に昆虫食を始めた、地球少年のピュアな姿勢に共感。そのクレイジーとも言える昆虫愛を表現するため、多種多様な昆虫の「美しい」パーツのシルエットを、なるべくありのままの状態でアルファベットと融合させたブランドフォントを作成し、ロゴを作り上げた。
【Output】
ともすればゲテモノ扱いされてしまう昆虫食を、いかにそう見せないか、というところをクリエイティブの根幹に置いた。
レストランとしての品格を保つことが、若い彼らの挑戦の本気度をあらわし、後押しするものだと考えた。
メインビジュアルでは、一見動物の背中と見間違えるようなところまで拡大された美しい毛並みを印象的に使う。
多くの人は苦手意識から昆虫を細部まで見ることは少ないが、その隠れた美しさに気がついて欲しいという彼らの思いを実現した。
【Shopcard】
ショップカードにはブランドのイメージカラーとして設計したグリーンの紙をベースに、シャンパンゴールドの箔押し加工を施す。ここでもマイノリティフードとはいえ、レストランであるという高級感と誇りを表現したかった。
Creative Director:Yu Miyazaki
Planner:Shogo Otani
Art Director / Graphic Designer:Yu Miyazaki
Graphic Designer:Yurika Omoto
Graphic Designer:Nagi Nagasaka
Photographer:Hirotsugu Hoshikawa
Web Engineer:Shinji Sasaki
Client:ANTCICADA